競馬の社会でも格差社会は広がっている。
一部のエリートジョッキーにいい馬が集まる。
大牧場・大馬主の馬の活躍が顕著。
その集大成ともいえるエリートがディープインパクトだ。
だが、競馬はそんなエリートだけで競馬をやっているわけではない。
ディープインパクトがきっかけで新しく競馬ファンになった人たちに、競馬の本当の面白さ、せつなさ、厳しさ、素晴らしさを伝えるのは長年競馬を楽しんできた我々の役目なのかもしれない。。。
そんな役目の一旦を担うのが「馬の学校アニマル・ベジテイション・カレッジ」である。。。
馬産業の中のあらゆるジャンルでプロフェッショナルを育てる学校だ。
正直この学校からの卒業生で中央で活躍している騎手が3人いるが、まだまだの印象はぬぐえない。
しかし、その中でもオースミハルカとのコンビで重賞を勝っている川島信ニ騎手のエピソードを紹介したい。
たとえば、このオースミハルカに関してもすんなり主戦として川島に決まったわけではない。
安藤厩舎所属の川島信ニ騎手ですが、あるレースで鞍の腹帯がゆるんでたという初歩的なミスを犯してしまったため、安藤調教師が激怒。
反省の意味もこめてデビューから3戦手綱を取っていた川島信ニ騎手から四位洋文に鞍上変更。
その四位が次走見事に1着になりクラッシック戦線に名乗りをあげ、チューリップ賞ではアンカツの中央移籍後初重賞勝ち馬となった。。。
これが普通の調教師なら、そのままアンカツやリーディング上位騎手のお手馬となるところだが、若手騎手を育てるという意思を持つ安藤調教師の計らいにより、川島信ニ騎手に手綱が戻ってきた。。。
そのオークスでは、安藤厩舎所属で名手だった故岡潤一郎騎手の形見の鞭を手にG1初騎乗でオースミハルカと共に挑んだが、ここは距離が長く惨敗した。
しかし次走、芝1800とベストの条件で挑んだクイーンSでは7番人気ながら心に期するものがあった川島信二騎手の見事な騎乗で逃げ切り、自身2度目の重賞勝利となった。。。
その後、オースミハルカは勝ち負けを繰り返しながら、川島信ニ騎手とともに成長し、再びクイーンSを制し、返す刀で府中牝馬Sも制し、重賞4勝をマーク。
さらに、エリザベス女王杯は2連連続2着という素晴らしい成績を残した!
勝ち馬がアドマイヤグルーヴとスイープトウショウなのだから大威張りの成績だ!
「お手馬手綱いらず」by伊藤雄二
という格言を思い起こさせる馬と騎手であった。。。
勝ち続けるだけが競馬ではない。
こういう競馬もいいものでしょ?
そんな馬の仕事に将来就きたい方!!
是非一度「馬の学校アニマル・ベジテイション・カレッジ」にアクセスしてみてはいかがでしょうか?
2006年12月31日
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今年はお世話になりました。
来年もまたよろしくお願い致します。
※追伸
馬スター☆マインド(第二回)を開催します。
よろしければ是非ご参加くださいませ。
こちらこそ今年もよろしくお願いしまーす!
おお!第二回開催ですか!
えええええ!商品はあのDSですかあああああ!
参加しますw
DS…未だに品切れ状態ですものね…^^;
今年も良い年になりますように。
先ずは金杯でキルクル炸裂ですね!( ´Д`)